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銀杏中毒について

秋になりましたね、秋と言えば食欲の秋ですね!今回のテーマは、ギンナンについてです。
◎銀杏中毒とは
銀杏中毒とは、銀杏(ぎんなん)を多食すると、まれに食中毒を起こすことがあります。
・症状:不整脈、顔面蒼白、呼吸困難、呼吸促迫、呼吸が早くなる、めまい、痙攣、嘔吐、意識混濁、下肢の麻痺、便秘、発熱。
・中毒を起こしやすい人:小児(5歳未満)に多く、70%以上が10歳未満のこどもです。小さいお子さんがいるご家庭では気をつけて下さい。大人の場合には、かなり多量に摂取した場合に限られています。
・中毒の量:5歳未満は0個5歳~14歳までは6個以下、大人は20個くらいまでこれを目安にして下さい。
・中毒原因物質:
「4-0-メチルピリドキシン」と呼ばれる物質です。ビタミンB6は脳内で神経を沈静化してくれる物質であるGABAを作るのに使われる大切な物質です。ところが「4-0-メトキシピリドキシン」はビタミンB6と構造が良く似ている為、間違えて体内に取り込まれてしまいます。神経を沈静化することができなくなり、興奮状態が続き、けいれんや嘔吐、意識混濁を引き起こすことになります。
・発症時間
食べてから1~12時間と時間の幅が広く、大抵は24時間から90時間以内に回復するようですが、希に死亡例もあるそうです。
◎家での対処:・無理に嘔吐させない。嘔吐するとけいれんを誘発する危険性があります。
気分が悪そうでも慌てて吐かせることはせず、すぐに病院へ連れて行きましょう。
お医者さんに「銀杏を食べていた」事を伝えて下さい。

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