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夏の食養生

夏の食養生の原則

夏の養生の原則は、「全身を冷ましお腹(消化器官)を温める」事です。

 

体を冷ます食べ物

全身を冷ますには、「暑い季節(旬)の食べ物」、「暑い地方の食べ物」を摂ることです。夏に摂れる食べ物や暑い地方の食べ物は、体を冷やす作用をもったものが多いからです。野菜としては、胡瓜・瓜・ニガウリなどの瓜類、葉野菜、大根、カブ、レンコン、ズッキーニなど。果物としては、スイカ、メロン、ココナツ、バナナ、マンゴー、パパイヤなど。肉類では鶏肉がお奨め。魚は温かい海で採れるあっさりとした魚が体に良く、北の海で獲れる脂ののった魚はこの季節にはあまりお勧めできません。

 

胃腸を温め消化を促進する食べ物

お腹を温め消化を強める為にまず一番にお奨めしたいのは「生姜」です。生姜は胃腸を温め、消化吸収も含めた代謝活動一般を促進する働きがあるので、気血水の巡りを良くし全身の余分な熱の放散を促進するにも有効です。炒め物や煮物に使う、刺し身や冷や奴や麺類の薬味に使うなど、あらゆる形で摂る工夫をすると良いです。食卓には針生姜を常備し、様々な料理に散らして食べるのも良い方法です。山椒・コショウ・柚子胡椒などの香辛料も適度に使うといいです。。ただ、唐辛子は摂り過ぎると胃腸を害うのでほどほどに。青唐辛子、ねぎ、ミョウガ、にんにくなどの辛味野菜も食べ過ぎずに摂りましょう。

 

胃腸を整える効果がある食べ物

胃を強くするには、山芋やオクラ、モロヘイヤなどのネバネバ食品がオススメです。山芋などのネバネバ成分はムチンという多糖類で、粘膜を潤して強化する働きがあります。胃の粘液がうまく分泌されていないと粘膜の働きが低下し、強い酸性を持つ胃酸からのダメージを受けやすくなります。ムチンを摂取することで胃粘膜の強化によって胃壁を保護し、胃潰瘍や胃炎の予防・改善に効果を発揮します。ムチンは熱に弱いという性質がある為、山芋やオクラ、なめこなどの食品から摂取する時は加熱しすぎないことが大切です。また水溶性の成分ですので、加熱調理をすると成分が外に出てしまいます。効率良くムチンを摂取するには、汁ごと食べられる味噌汁やスープなどがおすすめです。

 

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